MT4とは

By: David Merrett

MT4とは、ロシアのメタクウォーツソフトウェア社が作ったFXのチャートソフトです。しかし、日本と海外では、MT4に対する認識が異なります。本では、「タダで使える高機能チャートソフト」という認識ですが、海外では「発注や決済を行うシステムであるFXクライアントソフト」という認識が一般的です。なぜこのように大きく認識が異なるのかというと、FX業者が提供しているサービスが、日本のみ特殊だからです。

日本では、注文や決済を行う時は、それぞれのFX業者から与えられたソフトを使うというのが基本になっています。それぞれ独自のチャートが用意されており、そこから注文を出すことになります。しかし、こういったチャートソフトが用意されているにもかかわらず、MT4を使っている人はたくさんいます。なぜかというと、FX業者が用意したチャートソフトでは動作が重かったり、緻密なテクニカル分析ができないなど、機能面で不満があるからです。

一方、海外のFX業者は、日本のように独自のチャートソフトは開発しておらず、大半がMT4を採用しています。むろん、通貨ペアなど、それぞれの業者が独自に変更している部分があるため、多少の差はあるものの、基本的な使い方はほぼ同じです。チャートを右クリックすると注文画面が出るので、そこから取引を行います。

以上の理由により、同じチャートソフトでありながら、日本と海外では認識が異なっているというわけです。海外で多く採用されている理由としては、独自にチャートソフトを作るよりもコストがかかりませんし、機能も高いということが挙げられます。加えて、もはや世界標準といえるほど浸透しているため、独自のチャートソフトを作ったとしても、却って使いにくいだけという結果になるおそれもあります。実際、トレンドラインが自由に引けたり、二つの指標を同時に表示できるなど、非常に優れた機能を持っています。

MT4が普及している理由とは

By: Moyan Brenn

MT4は利便性の高い取引ツールとして人気を集めていますが、これが普及した背景を知るためには世界の事情を知ることが必要となります。日本でFXの取引をしようと思った場合、FX会社に口座を開設すれば、たいていは無料で取引ツールを利用できます。取引ツールは業者によって異なっていて、パソコンにインストールするタイプのものもあればブラウザ上で利用するタイプのものもありますが、何らかのツールは無料で利用できるでしょう。

このように便利になっているのは日本でFXの取引をする人が多くいるからです。海外でもFXの取引をする人はいますが、日本ほど多くないためにサービスはあまり充実していなくて、無料で高機能なツールを利用することはできないケースが多いです。そのために、他のツールを自分で探す必要があるのです。

このようなことから、フリーのツールに対して需要が高まり、MT4が人気を集めたと考えられます。MT4にはバージョンがいくつかあって、バージョンが上がるごとに高機能になっています。現在、普及しているのはバージョン4で、これはMT4と呼ばれています。MT4は、チャートを表示する機能やテクニカル指標を表示する機能などが備わっています。そして、自動的に売買を行うことのできるシステムも搭載されています。ですから、システムトレードなどに用いられています。

次のバージョンも開発中で、MT5がベータ版としてリリースされています。基本的にフリーのソフトウェアですから、インターネットに接続されているPCがあれば利用できます。また、システムトレードの中核を担うアルゴリズムも無料で公開されているものが多くありますから、システム開発をするだけの技術がない人であっても、システムトレードを簡単に行うことができるなどのメリットがあります。ここ最近でコンピュータによるトレードが増えてきていますが、その中心となっているのがMT4なのです。

MT4を使う手順

By: Lisa Ruokis

MT4を利用するためには、まずソフトウェアをインストールしなければなりません。ソフトウェアはFX業者のウェブサイトからダウンロードできる場合もありますし、他にも開発元であるメタクオーツ社からダウンロードすることもできます。ソフトウェアの本体は共通していますから、どこからダウンロードしても機能は同じです。ダウンロードしやすいウェブサイトを選ぶと良いです。

ダウンロードしたファイルをダブルクリックすれば自動的にインストールが始まります。表示されるダイアログに従っていけば簡単にインストールができます。インストールが完了すれば自動的にMT4の画面が開きます。チャートが表示されていればインストールは成功です。この時点でソフトウェアとしては利用できるのですが、為替レートのデータがないと使うことはできません。ですから、次に為替レートのデータを取得するために、申請の手続きが必要となります。

為替レートのデータはFX業者、あるいはメタクオーツ社からもらうことになりますから、その設定が必要となります。MT4に対応しているFX業者に口座を開設していればデータをもらうことができます。メタクオーツ社からデータをもらうためには、デモ口座の開設が必要となります。デモ口座ではレバレッジや証拠金などの入力が必要となります。開設が完了すれば、MT4上にチャートが表示されます。

デモ口座であれば無料で利用することが可能ですが、注意しておかなければならないのは期限です。ずっと使い続けていれば良いのですが、一時的に使わなくなった時には、再び使うときにデータを取得できない場合がありますから注意が必要です。一定期間使っていないと使えなくなります。使えなくなった時には、再びって続きをしなければなりません。現状では1ヶ月が期限と定められています。チャートが表示されなくなった時には、再び申請しましょう。

→MT4でのFX自動売買はMT4使い方のページで詳しく解説しています。